後藤真希 3rdアルバム『3rd ステーション』OngakuDB.comレビュー

(一部抜粋)
1曲目「エキゾなDISCO」...つんく♂らしいチープなディスコで笑わせてもらおうかと思いながら聞くと、これ本当に後藤真希?と驚かされるプラスティック・キュートなウィスパー・ヴォイスが登場。フレンチ経由のニューウェイヴ・ディスコ好きにはたまりません!“エキゾにディスコティック”という言葉で発する響きのかっこよさ/エロさは絶品。
2曲目の哀愁ソング「さよなら〜」へと続く、このふり幅の大きさにこのアルバムの大胆さを期待してしまうわけだが、残念ながらここ止まり。コンセプトには興味を覚えるビートルズ風コーラスが印象的な「シンガポール トランジット」、中華テクノロック(?)「来来!「幸福」」は、メロディーのインパクトが薄すぎ。後藤の歌もあっさり。ライヴでのはっちゃけ待ちというところ。その他の新曲も平坦なメロディーが後藤のヴォーカルを活かしきれていなくて、ちょっと淋しい出来に終わってしまった。
それでも楽しめるのは、新春ハロー!プロジェクト・イヴェントで好評だった森高千里/松浦亜弥のカヴァー「渡良瀬橋」。曲の意味を演出する松浦の歌唱に対して、ひたすら感情を込めた歌唱を聴かせる後藤ヴァージョン。それぞれの気質の違いが良くわかる成果が出ていて面白い。
後藤ヴァージョンつながりで「恋愛戦隊シツレンジャー」もかっこいい!よりアグレッシヴになったギターをフィーチャー。ヴォーカル部分は意外や一人でも違和感なし、て言うか、この曲は後藤に一番合っていたということ。ソロ・ライヴでもキラー・チューンになること間違いなし。
そしてある意味、「涙の星」の続編である壮大なバラード「19歳のひとり言」。素直に自分と向き合う歌の主人公と後藤がクロスして晴れ晴れとした気持ちになれる名曲だ。
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ちょっと辛口なレビューですね。
それでも「エキゾなDISCO」には驚かされたようですね。あの1曲目のインパクトはこの上なく強いですからね。
シンガポール トランジット」や「来来!「幸福」」はなんだかうやむやにされてるね。
ライヴでのはっちゃけ待ち、って無理なフォローされてるし。。。
でも、アルバムの後半の曲は印象がよかったようで。
渡良瀬橋」「恋愛戦隊シツレンジャー」、は原曲と伴奏が違うんですね。まだ聞いてないけど、聞くのが楽しみです。
てっきり、つんく♂は手抜きして同じアレンジでやらせてるのかなと思ってました。
でも、今考えてみたら編曲するのはつんく♂の仕事じゃないんだった・・・
どうもこのレビューを見ていると、このアルバムは冒頭とクライマックスにつんく♂マンパワーが偏ってしまったようですね。
まあ、盛り上がりにも強弱が無いとつまらないしね・・・と苦しい言い訳をしてみる。。。